| 超高強度場グループ

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2025.6.29

唐木君の論文をarXivにて公開

唐木君の論文が arXiv(https://arxiv.org/abs/2506.06963)に公開され、現在ジャーナルで査読中です。本研究では、コントラストを 10^{11} まで高めたキロジュール級短パルス LFEX レーザーを金コーン付き薄膜ターゲットに照射し、プラズマ加熱向上の手法を検証しました。高速電子のエネルギースペクトルと共鳴 X 線発光を電子分光器と X 線分光器で測定し、PrismSPECT で二成分電子モデルを用いて解析しています。

Karaki-kun’s paper is now on arXiv and is being peer-reviewed by a journal. The study tests a way to improve plasma heating by shooting the kilojoule-class, short-pulse LFEX laser—boosted to a contrast of 10^{11}—onto a thin-foil target with a gold cone. Fast-electron energy spectra and resonant X-ray emission were measured with an electron spectrometer and an X-ray spectrometer, then analyzed in PrismSPECT using a two-component electron model.

2025.6.20

Blue Laser Fusionエネルギー協働研究所の会合を開催

大阪大学Blue Laser Fusion Energy Collaboration Research Instituteのリーダーシップ会議が開催され、次世代レーザー核融合研究に向けた協力体制の強化が図られました。

2025.6.6

藤岡さんがJAFOE2025に参加

藤岡さんが2025年6月1日から4日にかけて米国サンディエゴで開催された2025年日米フロンティア・オブ・エンジニアリング(JAFOE)シンポジウムにおいて、トピカルセッション「フュージョンサイエンスとエンジニアリングの再興」を運営しました。本セッションでは、日米の第一線の研究者による活発で実りある議論が交わされました。
詳細は以下をご覧ください: JAFOE2025ウェブサイト.

2025.4.25

瀧澤さんの論文がPhysical Review Researchに掲載.

瀧澤さんんの論文が Physical Review Research誌に掲載されました.

この研究では、レーザー核融合の「高速点火法」において、電子ビーム(REB)を使ったプラズマ加熱の効率を高める新しい工夫が紹介されています。研究チームは、高コントラストのレーザーと円すい形のターゲットを組み合わせることで、電子ビームがよりまっすぐ燃料の中心に向かうようにしました。これにより、電子のエネルギーが無駄なく伝わり、加熱の効率がこれまでの約2倍になりました。この成果は、将来のクリーンで持続可能なエネルギーである核融合発電の実現に向けた大きな一歩です。

2025.4.11

SyahbanaさんがIFE-STAR conferenceに参加

Interational Physics CourseのM1学生のSyahbanaさんが、2025年4月7日から11日にかけて、コロラド州ブレッケンリッジで開催された国際会議「IFE STAR 2025」に参加しました。この会議は慣性核融合エネルギー(IFE)の実用化を加速することを目的としており、LLNL、LANL、SLACなどの著名な研究機関や民間企業が多数参加していました。
朝の全体セッションでは、ターゲット物理、レーザードライバー技術、システム工学、診断技術の各テーマが取り上げられました。特に、NIFで達成された点火実験を踏まえ、高繰り返し運転によるエネルギー生産への橋渡しが主要課題として議論されました。ターゲット製造やビーム搬送システムの最新動向、DOE主導の国家戦略の展望も紹介され、非常に印象的でした。
終日行われたポスターセッションでは、プラズマ診断の革新、機械学習を用いたインプロージョン最適化、炉材料研究などが発表され、活発な意見交換が行われました。多彩な講演とネットワーキングの機会を通じて、商業炉実現に向けた世界的ロードマップをより深く理解できる貴重な場となりました。

2025.4.5

服部緑地公園にて新歓バーベキューを開催

新人歓迎会とお花見を兼ねて,服部緑地公園にてバーベキューを開催しました.

2025.4.4

ISEE合同研究会に参加

Lawさんは、2024年3月26日と27日に京都大学・宇治キャンパスで開催されたISEE合同研究会「実験室における統計加速を利用した新しい共同研究体制構築の検討」および「宇宙プラズマと高強度レーザー実験における非線形波動とプラズマの相互作用」に参加しました。

本研究会は、レーザー生成プラズマや磁場閉じ込めプラズマをはじめとした実験室プラズマ研究と、宇宙プラズマや高エネルギー宇宙線を対象とする宇宙物理研究の両分野間で最新の知見を共有し、研究交流を促進することを目的としています。特に、統計加速を中心とした粒子加速現象に関する課題や、宇宙線加速機構を地上の実験施設で再現・検証するための新たな手法について議論が交わされました。

Lawさんは研究会において、レーザーとプラズマの相互作用を通じて強磁場が生成されるプロセスを数値シミュレーションによって再現・検証した成果を報告しました。実際の現象をスケールダウンしてシミュレーションすることで明らかになった課題や今後の研究展開における可能性について、他の参加者と活発な議論を行いました。


2025.3.22

Lawさんの論文がAstrophysical Journalに掲載.

Lawさんの論文「Plasma Instability Evolution and Particle Heating in the Foot Region of Perpendicular Shocks in Young Supernova Remnants(若い超新星残骸における垂直衝撃波の前方領域におけるプラズマ不安定性の進化と粒子加熱)」が、The Astrophysical Journal (ApJ)に掲載されました。

本研究では、若い超新星残骸の条件下において、初期の電子加熱過程はブネマン不安定性に続いてイオン二流不安定性が支配的であることが明らかになりました。

2025.3.14

ジェームスさんの送別会

過去3年間にわたり研究室に大きく貢献してくれたポスドクのジェームズさんの送別会を開催しました。
同時に、今年修士課程を修了した唐木君,松原君,山田君のお祝いしました。
ジェームズさんの今後のご活躍を心よりお祈りするとともに、卒業生の皆さんにはその成果に心からお祝いを申し上げます。


2025.2.13

修士論文の発表を行いました

唐木君,松原君,山田君が修士論文の発表を無事終了しました.