| 超高強度場グループ

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2024.8.20

Lawさんの成果がHEDP誌に掲載

Lawさんの最新の論文”Observation of Ion Species Energy Dependence on Charge-to-Mass Ratio in Laser-Driven Magnetic Reconnection Experiment”では、レーザー生成プラズマを用いた磁気リコネクションの実験研究について報告しました。この研究では、磁気リコネクションの過程において、異なるイオン種のエネルギーがその電荷質量比とどのように相関するかに着目しました。実験結果には、イオンのエネルギーが電荷質量比の2乗に依存するというスケーリング関係が見つかり、荷電質量比が実験室や宇宙プラズマ環境における粒子加速を理解する上で重要な意味を持つことが明らかになりました。
詳細については、高エネルギー密度物理学ジャーナルの記事全文をご覧下さい。

2024.8.6

共同研究の成果がNuclear Fusion誌に掲載

“Formation of High Areal Density Core using an Efficient and Robust Implosion method for Fast Ignition”は、長友先生とLFグループのメンバーによる核融合エネルギーに向けた革新的なアプローチの探究の成果です。この研究では、高速点火核融合の条件を最適化するために設計された、改良型等エントロピー圧縮(M-HIC)と呼ばれる新しい燃料圧縮法について、数値シミュレーションを用いて調べました。精密に制御されたステップパルスを有するレーザーを用いることで、燃料をより効率的に圧縮し、エントロピーの増加を最小限に抑えながら点火に必要な条件を達成します。
このアプローチの特筆すべき点は、最終圧縮段階の前にレーザー出力を一時的に下げる”power dip”のアイディアです。これにより、臨界密度付近の電子とイオンの温度を下げることができ、レーザーとプラズマの相互作用による悪影響を軽減できる可能性があります。

2024.8.4

田中さんの論文がJ. Applied Physicsに掲載

田中さんの論文がJournal of Applied Physicsに掲載されました。
水素負イオンは、磁気閉じ込め核融合炉の中性粒子ビーム入射加熱や半導体製造、陽子加速器の入射ビームとして広く利用されています。負イオンの生成効率を向上させ、持続的な利用を可能にするために、近年、仕事関数の小さいエレクトライドと呼ばれる新しい材料が注目されています。
本論文では、低エネルギー(1keV以下)、微小入射(10度以下)の条件下で、水素原子・分子イオンビームとエレクトライド表面との相互作用を系統的に調べました。その結果、反射される水素イオンに含まれる負イオンの割合が、角度やエネルギーが低いほど増加することを見いだし、負イオン源としてのエレクトライド材料の実用可能性を示しました。
詳細については、AIPのウェブサイトをご覧ください。

2024.7.26

レーザー研にてビアパーティーを開催

レーザー研にてビアパーティを合同開催しました。

2024.7.11

藤岡さんがFLA-4にて招待講演

藤岡さんがFrontiers in Laser Applications Workshop (FLA-4)に参加しました。
このワークショップは7月7日から11日まで沖縄県石垣島で開催され、藤岡さんは高速点火慣性核融合エネルギーの開発について招待講演を行いました。
石垣島はとても美しい島で、滞在中、会議と島での生活の両方を楽しみました。

2024.6.26

瀧澤さんの論文がHEDP誌に掲載

瀧澤さんの論文が、High Energy Density Physics誌に掲載されました。
“Effect of irradiation uniformity on quasi-isentropic shock compression of solid spheres”と題する論文では、レーザー光の均一性がレーザー核融合エネルギー研究で使用される固体球体ターゲットの圧縮にどのような影響を与えるかを探求しました。この研究は、核融合エネルギー研究における正確なレーザー制御の重要性を明らかにし、レーザースポット径を動的に調整することで、圧縮プロセスの均一性と効率をさらに高められる可能性を示唆しています。この研究成果により、信頼性が高くクリーンな電源としての核融合エネルギーの開発に大きく貢献する可能性があります。

2024.6.21

松原君がHEDSS2024に参加

松原君が6月17日から21日までミシガン大学で開催された高エネルギー密度サマースクール(HEDSS)に参加しました。講義では高温プラズマの理論と測定法について学び、理論と実験の両面から知識を深めることができました。ラボツアーでは、具体的な実験方法や装置のセットアップを見学し、貴重な経験を積むことができました。また、グループワークを通じて他の学生と意見交換や協力を行い、大規模実験に不可欠な英語力や協調性を養うことができました。

2024.6.14

松原さんが若手優秀発表賞を受賞

松原君が、青森県八戸市で開催された第15回核融合エネルギー連合講演会において、若手優秀発表賞を受賞しました。
松原君は表彰式前に帰阪したため、藤岡さんが代理として表彰状を受け取りました。

2024.6.13

第15回核融合エネルギー連合講演会に参加

藤岡、Law、瀧澤、唐木、松原、山田が青森県八戸市で開催された第15回核融合エネルギー連合講演会に参加しました。
関係する研究について聴講すると共に、様々な議論を通じて多くの知見を得ることができました。
また、青森の文化や食事を楽しみました。

2024.6.9

森田さんが大阪大学近藤賞を受賞

我々の研究室出身で宇都宮大学助教の森田大樹さんが大阪大学近藤賞OPTO2024にて受賞しました。

photo-OPTO2024